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○被験者からのコメント

 ・日常でもわからない場合は、積極的に人に尋ねる

 ・一般の人は、その駅や周辺状況に詳しいとは限らないことから駅員に尋ねることが多い

○調査員の考察

 ・人に尋ねることが情報を得る基本的な手段

インタビューから

 

○被験者からのコメント

 ・移動する際は、大勢の人がいる方向に行く

 ・空間の大きさは、杖を置いたときの反響音で知る

 ・誘導ブロックは、どこに続いているのか当てにならないため、ほとんど利用しない

 ・乗降場階段がハの字状のものは、位置がわかりにくいため音声案内がほしい

 ・地下鉄は、駅入口がわかりづらい

 ・出口の多い駅は、音声ガイドがあると便利

 ・精算機に音声案内があるといい

 ・電車連結部分をドアと間違えたことがある

 ・カーブのあるホームの大きなすき間は危険

 ・ホームの階段脇の部分が狭すぎる

 ・点字ブロックの敷設状況が悪い駅で転落した経験がある

 ・初めての駅は単独では、ほとんど利用しない

 ・電話をする場合、ホームのキオスクを探す

 ・最近では携帯電話を持っているので、大変便利になった

 ・駅員が親切であるとは限らない

 ・予備情報を得るには、知人から大まかに聞く以外に方法がない

 ・知らない街へ予備情報なしで行くことは少ない

○調査員の考察

 ・誘導ブロック敷設ルールの単純化が必要

 ・音声案内の方法は駅構造の違いも踏まえた体系的な検討が必要

 ・ホーム縁辺部であることの情報は、生命の危険を左右するので、最重要視するべきである

 ・予備情報を提供するために電話サービスがあると便利

 ・予備情報提供の方法の検討が必要

 

 

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